【4-3】みそ汁のおいしさのなぞ

公開日: 2021年7月19日月曜日

 4年3組の特別活動において,「みそ汁のおいしさのなぞ」についてTTで授業をさせていただきました。事前アンケートによると,作ってみたことがある子が10人程度,おうちの人が作っているのを見たことがある子が半数程度で,作り方としては「お湯を沸かしてみそを溶いて,具を入れて完成!」と書いている子がたくさんいるような状況でした。まだ家庭科の授業を受けていないので,当然の実態です。
 そこで,多くの子どもたちが予想した「お湯を沸かしてみそを溶いたスープ」を飲んでもらうと,「おいしくない!」「なんか水っぽい」「これはこれでおいしい」と反応はさまざま。そんな中「だしが入っていないとおいしくない」というつぶやきから,給食のみそ汁でだしとして使っているいりこでだしを引いている動画を見て,今日の給食のだしを使って作ったスープを飲み比べてみました。「さっきよりおいしい!」「なんか生臭くて好きじゃない…」(冷えていたので魚臭が際立っていたのかな?)と口々に気付いたことを伝え合っていました。子どもたちの気付きから「だしはみそ汁のおいしさに関係しているのだろうか」という課題を立ち上げて,今度はいりこに加えて,かつお,こんぶ,しいたけ,顆粒だしのみそスープを飲み比べ,「私はかつおが好き!」「うわ,これは苦手…」「混ぜたらどうなるのかな?」とそれぞれでだしによって味が変わることを実感しながら,追究していきます。味だけでなく,色や香りにも注目して,飲み比べている子どもたちの姿が印象的でした。
「かつおとこんぶを合わせてみたら,給食の味に似ている気がする」という気付きから,だしの相乗効果についても給食を例にとって説明すると,新しい献立表の見方と給食の味わい方に目をきらきらさせている様子がありました。それぞれどのだしをおいしいと感じるかは,個人に違いがあるということをお互いに認め合いながら,友達の気付きに寄り添い,試してみようとする姿がとても素敵な子どもたちでした。
 その日の給食は,いりことしいたけのだしを使った豚汁。豚肉といろいろな具材のうまみもプラスされています。目に見えないだしに目を向け,味わうことができた1時間と給食の時間になりました。振り返りやその日の日記には,おうちのだしとの違いへの気付きや自分が気に入っただしでみそ汁を作ってみたい!などと,自分の食生活とつなげている姿があり,とても嬉しく感じました。









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