【授業実践紹介①】6年生 第2時

公開日: 2024年10月8日火曜日

カルシウムを意識した食生活を探ろう!の第2時を紹介します。

★本時の目標:2つの昼食例をカルシウムという視点でよりよく改善していく過程で、新たな視点を獲得し、その視点を生かしながら自分の食生活を捉え直すことができる。

★本時の様子:自分の朝食と夕食のカルシウム量を調べ、1日に必要な量の半分のカルシウムがとれているかを調べてきた結果を報告し合うことからスタートしました。するとほとんどの人が目標値には到達していませんでした。その解決方法を考えていく中で、子どもたちからは「給食で人より多く食べているから大丈夫」という声や「たくさん牛乳を飲めばいい」という声がありました。

S:200mlの牛乳にカルシウムは227㎎入っていて5回飲んだら1日に必要な量とれるよ。
T1:上月先生、1日に必要なカルシウムは、牛乳だけでとってもいいんですか?
T2:確かに牛乳5本飲めば、カルシウム量で考えると栄養価を満たしているからOKだよね。でも、牛乳って他にも栄養素があって・・・
C:あっ、たんぱく質とか・・・
T2:そう、たんぱく質も含まれるし、脂質やカロリーもあります。
Y:めっちゃ入っている栄養ある。
T2:実は、牛乳を5本飲んで1日に必要なカルシウム量をとろうとすると、他の栄養素も一緒にとることになるので、カロリーや脂質をとりすぎてしまうことになります。
K:まじかー。あー牛乳だけじゃダメだ!やばい!

 子どもたちは、牛乳以外の食品からもカルシウムをとる方法を知りたいという姿が見られたので、T2(栄養教諭)からカルシウムを効率よく吸収するために「ビタミンD」を組み合わせるといいということを紹介しました。
 その後の活動では、夏休みの昼食内容を想定し、クラスの実態に合わせて2つの食事例(購入した食事例と家で食べる食事例)を用いてカルシウムとビタミンDを取り入れるための料理の組み合わせやアレンジを班で考えていきました。


S:カルシウムが入っているわかめおにぎりかビタミンDが入っている鮭おにぎりに変更するとよさそう。それと、サラダはひじきの煮物に変えたらどうかな?
J:確かにこのメニューの中では一番カルシウムとれるんだけど、あまり好きじゃない。
N:最強なメニューができた。
J:栄養的には最強だけど、食べにくいよね。

 他の班でもこのように栄養価と好みのどちらを重視すればよいか迷っている姿が見られました。子どもたちは実際に自分が食べるならという点で考えていきました。第3時では給食がない夏休みの昼食内容について具体的に考える時間とします。

 最後までお読みいただきありがとうございました。



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