研発単元【授業実践紹介①】3年生 第1時 見つけよう!元気がでるごはん
公開日: 2025年2月7日金曜日
栄養教諭の上月です。
令和6年度研究発表会で特別活動の学級活動で学級担任(T1)と栄養教諭(T2)で授業を行います。今年度は、第3学年で「見つけよう!元気がでるごはん」という題材で授業を構想しました。全2時間取り扱い+給食の時間の指導を組み合わせた指導計画としています。
以下、第1時の様子を紹介します。
事前に食に関するアンケートをとり、その結果を示し、さらに以前給食の時間に出てきた問いを全体で共有していきました。
T1:前、給食の時間に直美先生が来てくださった時、誰か「牛乳て何で毎日出るんですか?」て聞いていた人いたよね?
りく:あっそうそう!それ僕です。何でお茶じゃないんですか?
ここで、T1から全体へ同じように思っている人を挙手させ、クラスの半数以上が同じ問いをもっていることを共有しました。さらに他にも給食で出ているメニューにどんなものがあるか問うと、サラダ、ごはんやパン、大きなおかずなどの発言がありました。
そこで、第1時では、まず「牛乳が何で毎日給食に出ているのか」という「?」の解決へ向けて考えていくことにしました。ワークシートに知っていることや家族から聞いたことがあることで予想しながら牛乳の働きについて自由に書く時間を設定しました。
以下子どもたちの牛乳の予想や実感を伴ったことを語る姿です。
T1:牛乳の働きってどんなこと書けましたか?
さく:お母さんから聞いたんですけど、体が大きくなるからいいて聞きました。
C:同じです。
C:背が伸びる。骨が伸びる。成長する。
あや:私が骨折したときに言われたことだけど、牛乳飲むと骨が強くなるてお母さんが言ってました。
りょう:牛乳は栄養があるし、健康に1日過ごせるし、元気になる。
かいと:1回だけ飲んでも意味がない。ずっと飲んでいることで体が丈夫になったりするんじゃないかな~。
C:なるほど、なるほど・・・(友達の発言から納得していく姿が見られました。)
このように子どもたちが自由に自分の既有知識や生活経験を基に予想し、友達の考えを聞きながら本当かな?と立ち止まる様子があったので、T2より牛乳の働きについて整理していくことで、「?」から「分かった」へと思考が変化していきました。同様に給食でよく登場するご飯に関しても考えていきました。以下ご飯に関してT2より子どもの考えを整理していく際にご飯と同じ働きをもつパンへも子ども自身が気付いていった様子を紹介します。
T2:(前半省略)体を動かすエネルギーのもとになるので、牛乳と同じようにご飯も給食で出しています。
りく:じゃあ、何でご飯のかわりにパンも出るんですか?
C:パンも同じ働きをするからじゃないかな・・・
C:作り方は違うけど・・・
T2:給食では交互にありますよね。ご飯が出ていないときにはパンが出ているってことは、みんなが気付いたように同じ働きをしているってことですね。
第1時では、牛乳とご飯の働きについて様々な予想や実感を伴ったことから語り合ったり、T2が正しい情報を示したりしたことにより学びを深めていきました。この学びの過程を今回の題材では、「オリジナル給食だより」として完成させ、ここに自分の食べ方について振り返りながら目標も書き、最終的には家族へ伝えていきます。
以下にまだ途中ですが、第1時で書いた給食だよりを紹介します。
研究発表会当日の第2時では、このオリジナル給食だよりの完成へ向けて、さらに給食のひみつを探っていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。 栄養教諭 上月
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