【授業実践紹介①】6年生 カルシウムを意識した食生活を探ろう!

公開日: 2024年7月1日月曜日

本校2年目 栄養教諭の上月です。
今年度6年生では、カルシウムを意識した食生活を探ろう!という題材で学習を進めています。学級活動3時間の枠組みで授業を計画しています。
1時間目の様子を紹介します。

★本時の目標:成長期に必要な栄養素にカルシウムがあることを知り、カルシウムの必要性を理解できる。さらに、給食のある日の朝食と夕食のカルシウム量を調べる活動を通して、自分の食生活を見つめることができる。

★本時の様子:
事前に子どもたちにアンケートを実施したところ、食育の授業で学びたいことに「給食の栄養が知りたい」という声がありました。本時では、給食の栄養について予想し、実際に入っている栄養素について知るところからスタートしました。

T1(担任):給食にはどんな栄養が含まれている?(給食の写真を提示)
C:食物繊維、カルシウム、ビタミン、炭水化物、たんぱく質、脂質、無機質、鉄分、五大栄養素・・・

T1:カルシウムってでたけど、どんなこと知っている?
ここで子どもたちからは、カルシウムを多く含む食べ物やカルシウムの働き、2つの視点から意見が出てきました。
T1:カルシウムの働きってどんなこと知ってる?
C:骨が強くなる、頑丈になる
T1:骨以外でなんかカルシウムの効果ってあるのかな?
C:ん~、分からない。骨だけ・・・
T2より、カルシウムの働きについて骨以外のことについて補足説明を行いました。

子どもたちは、え~知らなかったとつぶいており、初めて知ることがあったようです。
その後、カルシウムに注目していく中で、給食に含まれる栄養素についてのグラフを紹介しました。
T1:このグラフ見て気付いたことある?
C:カルシウムは、他の栄養素に比べて多くとらないといけないんだ。
C:全部、1日の1/3以上はとれている。
C:なんでカルシウムが多いのかな?
C:家でとらないからじゃないかな。
C:家で牛乳飲まないしな~。
C:一番成長期に必要なものだからじゃないかな。

子どもたちからは、グラフを見ながら自然とカルシウムがなぜ給食で1日の半分とれるようになっているか予想し始め、自分の食事を考え始める姿がありました。
さらに、カルシウムの摂取による骨量の変化のグラフを示すことで、カルシウムの必要性を感じていく子どもたちの様子が見られました。

その後、今の自分たちに必要なカルシウム量を学び、給食で半分とれているけど、残り半分は家の食事でとれているかな?ということについて考えていきました。カルシウム量を考えていく上でカルシウムが多く含まれる食品が入っているかという見方で自分の朝食をまず思い出し、計算していきました。(栄養教諭より簡単に計算ができるようにカルシウム表を配付しました。)そして、宿題としてその日の夕食のカルシウム量を調べることとしました。
次の時間には、自分の朝食と夕食で1日に必要な量の半分のカルシウムがとれていたかを確認するところからスタートします。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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