【題材について紹介】２年生　わくわく野菜カードを作ろう！

公開日： 2025年6月18日水曜日

 　本校３年目　栄養教諭の上月です。

　今年度は、２年生の学級活動で「わくわく野菜カードを作ろう！」という題材で授業を進めています。２年生は、生活科の学習で野菜の栽培活動を行っています。５月に苗を植え、現在自分で選んだ野菜を一人一人大切に育てているところです。子どもたちは毎日観察の記録を写真で撮り、どんな様子だったのかを嬉しそうに話してくれます。「黄色いお花が咲いたよ」「ミニトマトが昨日より大きくなったよ」「僕の背より大きくなったよ」「枝豆はやっと花が咲いたよ」など・・・

　そんな風に子どもたちは、自分の野菜に愛情をそそぎながら大切に育て、収穫できる日をたのしみにしているようです。現在、きゅうりを育てている人は数名収穫ができ、家庭へ持ち帰って実際に食べたことも話してくれています。

　今回は、この生活科の学習と関連させた食育の学習を提案します。事前学習と事後の学習に生活科の学習があり、その間に学級活動（２）で食育の学習を取り入れた構成にしています。

　このような題材構成にすることで、野菜の育てるところから収穫、実食と一連の流れの中に食に関する指導を組み込むことにより、野菜への興味・関心が広がり、深まっていくことを期待しています。２年生の栽培活動において、野菜への関心が高まっている状態だからこそより効果的な学習題材だと考えています。

　野菜についての学習では、野菜の働きを学習して苦手な食べ物にもチャレンジしていこうという学習の構成や苦手な食べ物を食べるための工夫を見付けていく学習などを中心とした実践が多く見られます。このような学習においても苦手な食べ物と向き合い、自分の課題をつかむことで意思決定へ向けて自分の

以下事前の生活科の学習における様子です。

　子どもの思いから自分の育てている野菜を誰にどんな風に伝えていきたいかについて意見を出し合っていきました。「人気な野菜にしたい」という子どもの声がありました。その中でも伝えたい人については、友達、家族、附属小のみんな・・・などが出てきました。伝えたい内容は、育て方、様子、成長、料理に関することをお知らせしたいということで事前の生活科の学習を終えました。

　次は、学級活動で食育の学習に入ります。

　最後までお読みいただきありがとうございました。