研発単元【授業実践紹介①】4年生 第1時 オリジナル給食こんだてを決めよう!

公開日: 2026年2月13日金曜日

  栄養教諭の上月です。
 研究発表会の題材の第1時(前時)を行いました。
 事前に体育科保健領域の「体の成長とわたし」の学習を経て、単元終末にはそれぞれ今自分が課題だと感じていることについて振り返りを運動、食事、睡眠・休養の項目で振り返って書きました。その振り返りの内容から食育の授業はスタートさせました。

 まずは、よりよく成長するために特に必要な栄養素(保健の教科書に記載されている内容)について振り返る過程で、3年時の食育の学習を食育ファイルを用いながら想起させることで、学習のつながりを意識できるようにしました。
 
 次に食事の項目で子どもたちが書いている振り返りに注目させ、自分たちがどんなことを気を付けていきたいと思っているのかについて全体で数名紹介しました。

(以下、T1:学級担任 T2:栄養教諭)
こうた:カルシウムをもっと摂って、サッカーとかですぐに怪我したりしたくないから、牛乳だけじゃなくてもっといろんなカルシウムが摂れる食べ物を食べたいです。
T1:カルシウムを摂ったら体ってどうなるの?
こうた:骨や歯を強くする。

おうた:野菜をほとんど食べていないから、ウイルスにかかりにくくするために、野菜を食べてビタミンを摂りたいです。
しょう:今日も実行していたよね!
T1:あーそうだね。今日は何を頑張ったんだっけ?
おうた:きゅうり

ようこ:たんぱく質とカルシウムとビタミン全部摂りたいけれど、その中でも特にカルシウムを摂れたらいいと思います。理由は、あまり今まで摂ることができていなかったし、骨は骨折などしないために大切だと思ったからです。

上記のように子どもたちは、自分の生活スタイルと重ねて、今の自分にはどんな栄養素のこんな働きが必要ということを具体的に記述しています。自分の課題と向き合うためにこの振り返りは食育ファイルでも共有させてもらいました。

 こういった自分の課題についてどうやったら解決していけるのか、自分にできることにはどんなことがあるかをT1が問うと、子どもたちからは、家族にお願いして作ってもらうや給食当番がつぐ量を考えるなどの声が聞かれました。さらに、9月の学活「体育祭に向けて給食をセレクトしよう!」での学習を想起できるように促し、今回も給食献立をセレクトしたいという思いを高められるようにしました。今回は、前回の給食献立セレクトから少しレベルアップし、料理の中から「組み合わせて考える」という初めての活動に取り組んでいくことを伝えました。ここで子どもたちと共通理解したのが「好み」で選ぶのではなく、自分たちの課題に合ったものを選んで献立を考えるということです。

 さっそく子どもたちは、同じ課題をもつ人同士で編成した班ごとにホワイトボードをおぼんに見立てて、料理カードを組み合わせながら献立を考えていきました。献立を考える際には、料理カードをグループ分けして考えている班や普段の給食のもりつけ表を見に行き給食の献立を見つめ直す姿がありました。


 献立を1つ考えた後には、タブレット上で交流タイムを設けました。お互いの考えた献立を見合い、共感したり、よいところを見付けたりした場合には「いいねボタン」を押したり、お互いの考えにコメントしたりしました。
 その後の全体共有の時間には、この班素敵だった、ここ真似したい、アドバイスしたいなど自分とは違う班のことを紹介する時間としました。そこで出てきた他の班のいいところとしては「組み合わせるといろんな栄養がとれる」、他の班へのアドバイスとしたは「卵焼きとかき玉汁みたいに食材がかぶっているので他の料理にした方がいいのでは?」という話がでました。さらに、栄養教諭からは、料理カードの写真をよく見てどんな食材がどれくらい使われているかを判断して料理を選んでいた班を取り上げました。今回用意した料理カードは一人分の量で同じ食材が使われている料理でも写真をよく見ることで選ぶ基準にしてほしいと考えていました。そこで、取り上げた班からでた考えを全体で共有する中で「食材の大きさや量は写真をよく見て判断するといい」というポイントに整理されていきました。
 
 以下、子どもたちの振り返りです。


 
 研究発表会当日の第2時では、今回班で作成した「オリジナル給食献立」を見直し、友達との交流を通して、新たに見直す視点を獲得し、よりよく成長するための自分たちの課題に合った献立にしていきます。終末では、班で考えていた献立を基に自分にとってのオリジナル給食献立を決めていく姿をお見せできたらと思っています。
 
 最後までお読みいただきありがとうございました。 栄養教諭 上月 直美

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